金融広告コンセプト術・体験的十箇条
第10条広告の制作とは、つまるところコラボレーション(協調的連帯)なのだと思う。広告主と広告代理店、クリエイターが一緒になって、ああだこうだと言いながら、コンセプトを固めて、短い時間のなかでお互いが最大限知恵と能力を出し合い、良い広告をつくっていきます。
良い広告とは、広告主もクリエイターも読者(視聴者)も満足させるものでなければならない。
金融広告が面白いのは、歴史が浅く、過去の引き出し(事例)がないところです。何でもいちから考え、計画し、つくっていく必要があります。こんな楽しい(苦しい?)仕事はありません。もし足を引っ張るものがあるとしたら、失敗に対する恐れだけです。
金融機関の人たちは、ちょっと前まで過失なき世界を生きてきました。それでいて、バブル崩壊によって大きな不良債権をこしらえてしまった。ようやく立ち直ってきたと思ったら、こんどは世界的な金融危機が勃発しました。
投信窓販のスタートで銀行をはじめ金融機関はリスクのある商品を手がけることになりました。投資家と同様、金融機関自らもリスクのある仕事の仕方をしていかないと、説得力のある広告をつくることはできないと思います。
投資の世界には、良いことわざがあります。「私の投資に失敗はない。お金か貴重な体験か、どちらか必ず手に入るのだから」。広告の世界も、トライ&エラーを繰り返しながら、発展してきたのです。
あなたのアイデアひとつで、金融広告だってガラッと変わることも大いにあり得ます。広告づくりをみんなで一緒に楽しむところから、始めることをおすすめいたします。
エディト代表取締役 岡田正樹