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エディト風雲20年史 番外編10

2010年06月02日

10:3:1(トーサンイチバン)の法則

 エディトが発見した「10:3:1(トーサンイチバン)の法則」も、実はクライアントの皆様と仕事をしていくなかで見つけ出しました。この法則は、投信会社が発信した10の情報が販売会社の担当者には3ぐらいしか伝わらす、投資家に至ってはわずか1の情報しか伝わらない現象のことです。
 どの3つを販売担当者に伝え、どの1つを投資家に伝えるかを考えることが、リテラシー・マーケティングの要諦になります。

 日ごろお読みになる新聞の記事を頭に浮かべてください。まとまった記事にはたいていの場合、大見出し(タイトル)が1本、小見出しが3本ぐらい付いています。記事では大見出しがいちばん伝えたいこと、小見出しがその次に伝えたいことです。
 次に、グロソブ(グローバル・ソブリン・オープン)を例にとりましょう。投資家にもっとも伝わっているのは「毎月分配型ファンド」という点。販売担当者に伝わっているのは「日本でもっとも売れているファンド」「先進国のソブリン債に分散投資」「為替変動リスクがある」という3点と思われます。

 この10:3:1の法則を利用すれば、販促ツールの制作はかなり楽になります。例えば、金融商品のいちばん伝えたい点を表紙にタイトルとして打ち出したうえ、3つの強調したポイントを中面で簡潔に説明するといいでしょう。投資家や販売担当者のリテラシー・レベルを勘案すれば、どの程度の質や量の情報で説明すればいいのか、見えてきます。

 投資家向けのセミナーやシンポジウムも同じこと。セミナーなどの内容は専門的になるほど、情報量が多くなりがちです。また、難しい内容で煙(ケム)にまく傾向も強くなります。参加する投資家のリテラシーに合わせて、どの情報をもって帰ってもらうのか、考えるといいでしょう。

 10:3:1の法則に基づいたリテラシー・マーケティングが、エディトが創立20年で獲得してきた最大の強みです。投信窓販がスタートしてから10数年しか経っていません。わたしたちはまだまだ未熟な存在です。しかしながら、金融マーケティングを担当者する皆様のお役に少しでも立てば、編集者冥利に尽きます。
 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

エディト代表取締役 岡田正樹

メールマガジン「日刊エディト」
The END

創立20周年を記念して、100日間限定のメールマガジン「日刊エディト」を配信してきました。
本日で最終回です。長い間のご愛読、ありがとうございました。